クリニックに風邪引いたなって患者さんが来た時の処方薬のパターンは決まっています。

・アセトアミノフェン(熱冷まし、疼痛緩和)
・カルボシステイン(痰切り)
・アストマリ(咳止め)
・ロラタジン(鼻水、目ヤニどめ)
・トランサミン(喉の炎症どめ)

です。おおよそ入っているのが以下のような総合感冒薬です。

になります。安くて良いですね。もっと症状がはっきりしている方はそれぞれの薬を持っているとベストです。

熱冷まし・鎮痛薬
大人の方はロキソニンの方が効果が強いです。胃が弱い人や喘息持ち、妊婦、お子さん用なら右のアセトアミノフェンを使いましょう。一回の使用量はお子さんの場合は体重x15mgまでが安全です。
ちなみにロキソニンもロキソプロフェンも効果は同じです。後者の方が安いです。

痰切り
たんをサラサラにしてくれるものです。右は咳止めも入っててお買い得ですがコデインが含まれているのでお子さんには使わないでください。

咳止め
咳止めの市販薬にはコデインや眠気を起こすものが多いですが左のものはどちらもないので安全に使えます。咳だけ長引く人がいますが個人的にはちゃんとした加湿器を使っていれば喉の治りも良いし、そもそも風邪を引かない気がします。私も右の加湿器を使うようになってから風邪を引かなくなりました。

鼻水、目ヤニどめ
医療用と同量のものが市販されています。鼻水を止めてくれますがどうしても眠気を起こしやすいのが難点です。以下は比較的眠気が出にくいものを紹介していますがそれでも2%ぐらいの人には眠気が出現します。

喉の炎症どめ(トランサミンは止血効果・抗炎症効果があるとされますが本当に効果があるのかは半信半疑で使っています。長く使うと美白効果があるようで、美容クリニックなんかでべらぼうに高い値段で売られていることがありますが、普通にネットで買うと安いです。セルフメディケーション税制の対象でありませんし、血管系に影響を及ぼしそうなので妊娠中の人にはお薦めはできません。)

怠い時(風邪引くと怠さが出ますが、怠さが出た時に医学的に証明された訳ではありませんが私はよく補中益気湯を使います。)

風邪じゃない時(患者さんが風邪引いたと来院された時は9割は通常のウイルス風邪で抗菌薬・抗ウイルス薬も不要ですが、残り1割はインフルエンザ・溶連菌感染症があります。どちらも普通の風邪とは違う対応が必要なので病院に行くことをお勧めします。)
インフルエンザ(何よりも診断を受けて休み、他の人にうつさないことが大事だと思います。薬としてはタミフルが有名ですが使用しても1日解熱が早まる程度です。実は麻黄湯の方がタミフルよりも効くと一部では言われています。解熱がタミフルよりもさらに1日早いようです。1日3回服用して汗が出て解熱したらやめるという使い方です。どうしても病院に行くのが嫌な方は試す価値あり。タミフル3000円で麻黄湯500円なので薬だけでもかなり安くなります。ただし他人にうつさない咳エチケットを忘れずに。)

溶連菌感染症
特に子供が風邪を引いたときに唯一気をつけたい感染症です。①扁桃腺の浸出液②首のリンパ節腫大③38度の発熱④咳がない。の4項目のうち3項目以上当てはまる場合は病院で検査をして抗菌薬をもらって飲み切りましょう。たまにではありますが飲みきらない場合、心臓に異常がでたりしますし、飲みきっても腎臓に異常が出たりしますのでフォローが必要です。

予防
手洗いうがいが基本ではありますが、個人的には常に喉でウイルス・細菌を繁殖させないことが大事だと思っています。私は職場では常にこれを飲んで喉を洗い流しています。